せっせとニュース記事を投稿している私、山崎は、2023年にJFAの「女性指導者スキルアップ研修会」に応募して、この春、受講を認められました。
https://www.jfa.jp/coach/news/00032029/
この研修会は、どのようなものかといいますと、「B級からA級ジェネラル、またC級からB級へのライセンスアップを目指す女性指導者を対象に、メンタリング形式による指導実践とレクチャーを中心とした学びの場を提供し、レベルアップを図る」ことを目的とした講習会です。
この講習会、驚くほど女性指導者に寄り添ってくださるものです。
・なんと、JFAコーチが、受講生のところへ来てくださるのです!
・しかも、自チームの指導を指導実践の場として選んでよいのです。
そこで、各種調整の上、2023年7月15日の午後に、エスフォルソFC中学年を対象として、JFAコーチにお越しいただきました。
私が練習プログラムを組み、指導実践をして、メンターからフィードバックをいただく、という研修です。当日は、次のようなメニューで進めました。
- W-up 身体接触のない鬼ごっこ(水鉄砲おに)
- TR1 ドリブルゲーム 3対3+1フリーマン(5ゴール)
- TR2 3対3 ラインゴール(中央ゴール)
- GAME 4対4+GK
全て終了したあとのストレッチと挨拶終了後に、JFAコーチであるメンターから、指導実践のフィードバックを受けました。
練習を進めている最中、自分の中で
(あ、記憶がとんだ)
(あー、ここは止めてアドバイスした方がよかったけど流してしまった)
(ゲームをしてない子どもたちがだれてる。けど何もできない)
といった場面があって冷や汗をかいていたので、フィードバックを受けるときは(どれだけダメ出しされるんだろう)と構えました。
私の構えた緊張を解きほぐすように、メンターの〇〇さんは、穏やかに、そして的確に、できていたこと、よかったことと、今後もっとよくしていくためのアドバイスをくださいました。ありがたかったのは、自分では気づいていなかった言動についての指摘です。例えば、
- 相手チームの呼び方を、私自身が「敵」と口走ってしまっていたこと。「サッカーの対戦相手はサッカー仲間であり、敵ではない。」という指摘はごもっともです。無意識に口走るということは自分の癖になっていると思うので、これからは意識して気をつけたいと思いました。
- メンターとの会話のやりとりの中で、選手への指導に、そのときの練習とは関係ない感情(懲罰のような気持ち)が入ってしまっていたことに気付かされた。これはメンターに直接指摘されたのではなく、自分の考えを整理している最中に、自分の深層心理に気づいた。
- 「技術を指導する際は、技術に徹して、分かるように教える」ことを、教わった。
といったことです。これは教わったことのほんの一部です。
指導実践はむしろとても楽しいもので、その中でも、特に嬉しいことが2つありました。
1つめは、卒業生が手伝いにきてくれたこと。中学時代にサッカーも勉強も頑張って、国学院久我山高校へ進学した高2のM君が高校生コーチとして飛び入りで参加してくれました。選手たちの憧れであり、大人よりも身近な存在として、その場にいてくれたことがとてもありがたかったです。もちろん、練習では、デモンストレーション、フリーマン担当、ゲームに入ってもらうなど大活躍でした。
2つめは、JFAコーチから「大人のかかわりがよい」と評価をいただいたことです。指導実践では、中学年のコーチ6名と高校生コーチに協力してもらいました。トレーニング3対3のときなどは、冒頭にコーチが3対3のデモンストレーションをしました。メンターから「わかりやすい」とお褒めの言葉をいただきました。デモンストレーションだけでなく、各場面で、コーチが準備・片付けをしたり、子どもたちに声かけをしたり、端にいる子どもたちに目をかけている様子を観察されて、評価されたと思います。
指導実践は、秋にももう1回機会があるので、より、選手たちがサッカーを好きになれるメニューを考えて実践します!チームの皆様、またご協力をよろしくお願いします。
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